私は歌が上手い人よりもカラオケで高得点を出すことができる。

 カラオケに行きたい。いや、行けばいいじゃんと思いますよね。感染防止対策を徹底したうえで行けばいいじゃん、と。別に高いものでもないし、カラオケ屋さんくらい近くになるでしょ、と。

 違うんですよ。私はガチのカラオケがやりたいんです。採点システムを使って点数を競う「競技カラオケ」をやりたいんです。じゃあボーカルオーディションにでも行けばいいんじゃないの、と思うかもしれません。それも、違うんですよ。あくまでもカラオケという土俵で戦いたいんです。

 カラオケの採点は、厳密には歌のうまさを測ってはいません。もちろん、音程が正確であることは大切ですが、モノマネ的な要素や声質の個性は採点の対象外です。その代わり、こぶしやビブラートが加点対象になります。

 機種によっても、微妙に採点の基準が変わってきます。私は、カラオケ屋さんで「ご希望の機種はございますか?」と聞かれても、基本的には「ありません」と答えて、店側におまかせしています。そして、部屋に入ってから機種を確認し、その採点基準に合った歌い方をします。

 そうやって、採点システムで高得点を狙ってストイックに歌ってきましたが、そろそろ誰かと戦いたいと思うようになってきました。もちろん、何度か100点満点を獲ったことはあります。しかし、カラオケは一発勝負。時には90点を割ってしまうこともあります。そういう真剣勝負のヒリヒリ感を味わいたいのです。もう友だち同士でキャッキャしながら、サビ以外あいまいなまま歌うようなヌルいカラオケじゃ満足できないんですよ。

 機種はランダム、3本勝負で合計点が高い方が勝利というルールで誰か戦ってくれませんか。

 

 

Hi-kara (ホワイト)

Hi-kara (ホワイト)

  • 発売日: 2008/10/18
  • メディア: おもちゃ&ホビー